井戸川射子さん
井戸川射子さん

 阪神・淡路大震災の発生から31年にあわせ、神戸新聞社は、新しい社会の在り方をともに考える「1・17未来会議 公開フォーラム」の参加者を募集します。

 この30年余りで社会は大きく変化しました。人口減少と高齢化が進み、格差の拡大や孤独・孤立が課題となっています。家族のかたちや、地域でともに暮らす人々の顔ぶれも多様化しています。人工知能(AI)や交流サイト(SNS)の急速な普及は、実社会に功罪両面の影響を与えるまでになりました。

 誰もが不安と弱さを抱える中で、支え合って生きるヒントを被災地の経験から探れないか。神戸新聞社は地域課題の解決や防災教育などの最前線を担う30~40代の人たちと「1・17未来会議」を設け、昨年6月から議論を重ねてきました。その試行錯誤の過程を参加者と共有し、より良い未来のために私たちができることを考えます。

 第1部は、第168回芥川賞を受賞した作家で詩人の井戸川射子さんが、自身の震災体験にも触れながら新刊「私的応答」に込めた思いを語ります。聞き手は岸本達也・神戸新聞論説委員。

 第2部は、未来会議のメンバー5人が「みんなで考える新しい市民社会」をテーマに語り合います。

 登壇者は、阪神大震災を記録しつづける会事務局長 高森順子さん▽京都大防災研究所准教授 中野元太さん▽認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸事務局長 飛田敦子さん▽被災地NGO恊働センター代表 頼政良太さん▽NPO法人多言語センターFACIL理事長 李裕美さん。司会は勝沼直子・神戸新聞論説委員長。

 日時 2月14日(土)13時(12時半開場)

 会場 アンカー神戸(神戸市中央区加納町4 神戸三宮阪急ビル15階)。オンライン参加も可能

 定員 会場80人(無料、多数の場合は抽選)

 申し込み 掲載のQRコードか、https://form.kobe‐np.co.jp/@mirai‐kaigi2026の応募フォームから。1月30日締め切り

 問い合わせ 神戸新聞社論説委員室 ronsetsu@kobe‐np.co.jp

【いどがわ・いこ】</strong>1987年生まれ。関西学院大社会学部卒業。第1詩集「する、されるユートピア」で2019年に中原中也賞、初の小説集「ここはとても速い川」で21年の野間文芸新人賞、23年に小説「この世の喜びよ」で芥川賞を受賞。新刊「私的応答」(講談社)を今月下旬に出版予定。西宮市在住。