処分内容を発表する教職員人事課長=24日午後、兵庫県庁
処分内容を発表する教職員人事課長=24日午後、兵庫県庁

 兵庫県教育委員会は24日、部活動で補助金の不正受給など不適切な管理をしたとして、全国的な強豪として知られる氷上高校(丹波市)女子バレーボール部顧問の男性教諭(59)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。県教委は「私的流用は確認できていない」とし、教諭らは調査に「部の遠征費や用具費などに使った」と説明したという。

 同部は全国大会常連で、2006年度から顧問を務める男性教諭は12年の全日本高校選手権(春高バレー)で準優勝に導き、今年1月には2大会ぶり40回目の出場を果たした。部員らが生活する寄宿舎の舎監長も兼務していた。

 県教委によると、23、24年度に兵庫県スポーツ協会が交付した補助金計20万円について、同部は申請した練習試合の交通費としては使わなかったのに受給した。男性教諭は虚偽の報告書を同協会に提出したという。

 また寄宿舎に関し、教員らが寝泊まりして部員の様子を見る舎監業務で、男性教諭は担当教員らに「顧問が宿泊するから無理に泊まらなくていい。手当は寄付してくれたらうれしい」などと説明。実際に20~24年度に担当者三十数人のうち10人が、宿泊しない日があったのに手当を不正受給し、同部関連の口座に寄付していた。

 男性教諭はいずれについても、部の活動費に使ったと説明。調査に対し「(補助金の)手続きをよく理解できておらず結果的に不信感を与えてしまった」などと述べた。他に、一部の部員の寮費について、独断で値下げするなど不適切な会計管理もあったという。

 県教委は指導監督が不十分だったとして校長と元校長2人を戒告、舎監業務について十分な対策を取らなかった教頭と元教頭も戒告とした。(岩崎昂志、合田純奈、井川朋宏)