背番号10のプレーが均衡を打ち破った。サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の1次リーグF組第3戦でスウェーデンと1-1で引き分け、2位で決勝トーナメント進出を決めた日本。3戦連続で先発した堂安律(28)=尼崎市出身=が後半、鮮やかなスルーパスで先制点をアシストした。2大会連続で輝きを放つ原点は、壁にぶつかっても学び、乗り越えてきた中学時代にあった。
「目がきらきらして、ほんまにサッカーが好きそうやな」。G大阪ジュニアユース監督時代に指導した鴨川幸司さん(55)=現RISEISHAU-15監督=は、初めて見た小学6年時の堂安の印象をそう話す。ただ、「ずばぬけてすごいわけではなかった」。
入団当初、足元の技術でかわすものの運動量は少なく、強引なドリブルで空回りした時期もあった。鴨川さんは厳しい言葉を投げかけた。「おまえは天才ちゃうで。あまり動かない昔の10番みたいになったら消えていくで」「一人でやってるんちゃうやろ」
























