「天国とつながるお手紙展」で展示するパネルを紹介する関西学院大の坂口幸弘教授=西宮市上ケ原一番町
「天国とつながるお手紙展」で展示するパネルを紹介する関西学院大の坂口幸弘教授=西宮市上ケ原一番町

 福井県敦賀市の愛発(あらち)公民館に全国から手紙が届くポストがある。「天国とつながるポスト」。関西学院大の「悲嘆と死別の研究センター」(西宮市)が設置し、寄せられた手紙を展示する「天国とつながるお手紙展」も各地で開いている。手紙を書くことで亡き人と対話し、それらを読んだ人の心には共感やグリーフ(悲嘆)への理解が生まれる-。新たな取り組みが広がっている。(中島摩子)

■関学大「悲嘆と死別の研究センター」が福井に設置

 同センターがポストを置いたのは2024年10月。命の大切さを伝える活動を通じて、同公民館とは以前からつながりがあった。「亡き人へのポスト」と「亡き人からのポスト」の二つがあり、直接投函(とうかん)も郵送もできる。

 亡き人へのポストが受け付けるのは、遺族らが自分の気持ちと向き合い、大切な人への言葉を綴(つづ)った手紙。もう一つは、亡き人はどんなことを考え、自分にどんな言葉を届けてくれるだろうと想像しながら書く手紙だ。