下水汚泥などから回収したリンを再利用する資源循環に注目が集まっている。肥料の原料となるリンを製造する試みが一部の自治体で進み、神戸市では2基目となる回収施設が4月に本格稼働した。国内の下水汚泥には5・5万トンのリンが含まれるとされるが、活用量はまだわずかだ。世界情勢を受けてリンの国際価格が高騰する中、取り組みのさらなる広がりが期待される。
■配管閉塞が契機に
神戸市東灘区にある東灘処理場。臨海部に位置する市内最大の下水処理場に、神戸市が最初に設けたリン回収施設がある。同処理場では下水に海水が混じる特徴がある。
処理過程で下水汚泥に含まれるリンが、海水のマグネシウムと結合して結晶化が発生。リンが蓄積し、配管が詰まる原因となっていた。























