兵庫県警察本部=神戸市中央区
兵庫県警察本部=神戸市中央区

 マッチングアプリで知り合った相手の依頼でマネーロンダリング(資金洗浄)に加担したなどとして、兵庫県警は21日までに、西播方面の警察署で総警務部門に勤務する50代男性警部補を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)と詐欺の疑いで書類送検した。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、警部補はマッチングアプリで知り合った「海外にいる女性」を名乗る何者かから「口座が凍結され、必要なので口座を提供してほしい。入金されたら別の口座に送金してほしい」と依頼された。昨年10月下旬~11月中旬、自分の口座に3回にわたって入金された約25万円を指定された口座に送金した。警部補はインターネット口座の開設も依頼され、自らの支払いに使用すると偽って作成したという。

 書類送検は7月24日付。警部補は「特殊詐欺の被害金であるなんて、夢にも思わなかった。(女性に)早く会いたい一心だった」などと話したという。

 県警によると、警部補は昨年11月、マッチングアプリで知り合った別の女性をかたる何者か2人に現金計約200万円を支払ったという。同僚に「ロマンス詐欺の被害にあった」と相談。スマートフォンを確認したところ、資金洗浄に関わっていたことが発覚したという。