神戸市職員からカナダで俳優に、今秋、神戸などを舞台にした映画に主演、プロデューサーも務めるマコ・フジモトさん=神戸市中央区御幸通6
神戸市職員からカナダで俳優に、今秋、神戸などを舞台にした映画に主演、プロデューサーも務めるマコ・フジモトさん=神戸市中央区御幸通6

 米エミー賞など数々の賞に輝いた米配信ドラマ「SHOGUN 将軍」(2024年)で真田広之さんふんする主人公・吉井虎永の側室、静の方を演じて一躍、脚光を浴びた俳優のマコ・フジモト(Mako.Fujimoto)さん(33)が、今秋、ふるさと神戸を舞台に映画を撮影する。阪神・淡路大震災を背景にしたある女性の物語。ヒロインとプロデューサーを担うマコさん自身の震災への思いも投影する。「多様な背景を持つスタッフ、キャストと共に映画に関わることで、俳優としてだけでは見えてこなかった世界と出合えた」と喜ぶ。

 神戸市北区出身。3歳の頃、子役養成所に通って演技への興味が芽生え、高校時代に米南部ノースカロライナ州へ留学、海外への憧れを膨らませた多感な少女だったが「だめなことはだめとはっきり言うので、日本では周囲から浮いていた」。

 関西学院大を卒業して神戸市職員となり、垂水区役所で高齢者や障害者に応対する窓口業務を担当した。さまざまな困難を抱える市民と接する中で「人の助けになるためにはまず、自分自身が納得した人生を送らなければ」と決心し退職。2019年、ワーキングホリデーを利用してカナダ西部のバンクーバーに移住した。