李承信
李承信

 ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は8日に開幕する。前回8強の日本代表は強い覚悟で鍛錬を積んだ。待ち受けるのは実績十分の強豪。4年間の集大成となる世界一決定戦は間もなくキックオフを迎える。日本代表33選手は「Our Team(私たちのチーム)」のスローガンの下、独自のスタイルを突き詰め、過去最高だった日本大会の8強を上回る4強入りを狙う。

 日本代表は多様性を象徴する存在だ。選手の国籍は日本以外に、ニュージーランド、南アフリカなどさまざま。リーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズから選ばれた3人も同様で、SO李承信(リ・スンシン)(22)とプロップ具智元(ぐ・じうぉん)(29)は韓国にゆかりがあり、ロックのサウマキ・アマナキ(26)はトンガ出身だ。

 ラグビーの代表はサッカーのように国籍主義ではない。5年間の継続居住など条件をクリアすれば、国籍が違っても資格を得られる。