優勝の歓喜に沸く超満員の本拠地で、自身も18年ぶりにナインの手で胴上げされる阪神の岡田彰布監督=14日午後8時51分、西宮市の甲子園球場(撮影・鈴木雅之)
優勝の歓喜に沸く超満員の本拠地で、自身も18年ぶりにナインの手で胴上げされる阪神の岡田彰布監督=14日午後8時51分、西宮市の甲子園球場(撮影・鈴木雅之)

 プロ野球阪神は14日、西宮市の甲子園球場での巨人戦に4-3で勝ち、18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を決めた。1リーグ時代を含め10度目の制覇。9月に入って11連勝の快進撃で、球団史上最も早い日付で王座に就いた。今季最多4万2648人のファンが入った本拠地は大歓声に包まれた。

 前回優勝した2005年に指揮を執った岡田彰布監督(65)が、復帰1年目でチームを再び栄冠に導いた。シーズン後半は強さが際立ち、7月28日から首位を譲らなかった。監督が意識しすぎないよう「アレ」と呼んだ優勝へ突き進んだ。

 プロ3年目の村上頌樹投手(25)=南あわじ市出身=と伊藤将司投手(27)、現役ドラフトで加入した大竹耕太郎投手(28)がそれぞれ10勝をマーク。近本光司外野手(28)=淡路市出身=とワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の中野拓夢内野手(27)の1、2番コンビがけん引した。

 クライマックスシリーズ(CS)には10月18日開始のファイナルステージから出場し、1985年以来38年ぶりの日本一を目指す。