J1神戸に8年半ぶりに復帰した元日本代表MF森岡亮太(33)が14日、全体練習に合流した。かつてともにプレーした吉田孝行監督らと再会し、ミニゲームなどで順調な調整ぶりを披露。日焼けした精悍(せいかん)な顔つきで「神戸のスタイルは維持しつつ、点を取り切るための質やリズムを生み出したい」と抱負を語った。
6季所属し、主にトップ下で活躍した神戸から飛び立ち、ポーランドとベルギーで経験を積んで8年半。「所属チームが目指すインテンシティー(強度)の高いスタイルに変わっていった」と実感を込める。移籍の決め手は「日本に帰るときは神戸がいいと思っていた。優勝を目指せるモチベーションもある」という理由だった。
昨季は腰に起因する下半身の神経痛に悩まされたが、治療によって改善。「強度と持久力はまだちょっと足りていないが、動きの部分では痛みはなくいい感じで、9割ぐらいの状態」と言う。全体練習では日本の暑さやピッチの硬さの違いを実感。「できるだけ早く慣れるために出たい」と、公式戦出場へ意欲を示した。(井川朋宏)