姫路-SAGA久光 第4セット、ポイントを奪い喜ぶ姫路の宮部(左)ら=19日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館(撮影・小林良多)
姫路-SAGA久光 第4セット、ポイントを奪い喜ぶ姫路の宮部(左)ら=19日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館(撮影・小林良多)

 バレーボールの大同生命SVリーグ女子は19日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館などで行われ、ホーム開幕戦を迎えた姫路はSAGA久光と対戦し、3-2の逆転勝ちを収めた。通算2勝1敗として勝ち星を先行させた。

 1289人が観戦したこの試合。姫路は第1セット、6-2とリードしたが、逆転された後は一度も追い付けず、22-25で落とした。

 第2セットは日本代表の井上愛里沙、タイ代表のチャッチュオン・モクシーを中心に攻め、25-23。タイに戻した。

 第3セットは一時6点差をつけられたが、井上、田中咲希のアタックで21-20と逆転。セットポイントを握ったが、24-26で競り負けた。

 後がなくなった第4セット。互いにチャレンジシステム(ビデオ判定)の要求を繰り返すほど際どいプレーが続出したが、伊藤麻緒のミドル攻撃などで点差を広げ、25-21で奪って最終第5セットの攻防に持ち込んだ。

 最後は姫路がホームの声援を背に勢いに乗った。セッター桜井美樹のサービスエースなどで3点を先取。以降も宮部藍梨のアタックなどで寄せ付けず、ホーム初戦を白星で飾った。

 SAGA久光とは2連戦。20日も午後0時5分からヴィクトリーナ・ウインク体育館で行われる。

ヴィクトリーナ姫路】2016年、日本初のプロバレーボールチームとして発足。18年に前身のVリーグ2部(V2)に参戦し、翌年にV1昇格。V2に降格した昨シーズンは全勝優勝を飾り、SVリーグの参入に花を添えた。パリ五輪に出場した宮部藍梨(尼崎市出身)、井上愛里沙が在籍する。