姫路のエースとして存在感を発揮する井上愛里沙=10月19日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館
姫路のエースとして存在感を発揮する井上愛里沙=10月19日、姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館

 バレーボールの大同生命SVリーグ女子3位のヴィクトリーナ姫路(17勝7敗)は2月1日、鹿児島県のサンアリーナせんだいで、5位の埼玉上尾メディックス(16勝8敗)と対戦する。注目の上位対決の前に、連勝を4に伸ばした前節のアランマーレ山形戦を振り返ると、パリ五輪に出場したエース井上愛里沙の存在感が際立った。

■数字でプレーバック

 18日の第1戦はもう一人のエースでタイ代表のチャッチュオン・モクシーが4試合連続で欠場したが、井上がアタックとブロックで計28得点の大活躍。チーム全体のアタック決定率も52%と精度良く攻め立てた。

 続く第2戦のチーム成績はアタック決定率、サーブ効果率、サーブレシーブ成功率と主要項目が悪化したが、1セット平均のブロック本数が初戦の倍以上の2・33本。ミドルブロッカー伊藤麻緒が4本のブロックを成功させるなど相手の攻撃を網に引っかけた。エース井上の貢献度は相変わらず高く、アタックで20得点。ストレート勝ちに導き、チームは3位に浮上した。