太平洋戦争の終戦前日に兵庫県の香美町沖で日本海軍の海防艦2隻が米国の潜水艦に撃沈された「香住沖海戦」から76年を迎える今夏、地元の香住青年会議所(JC)が、海戦の歴史を語り継ぐ活動に力を注いでいる。昨年には最後の生存者とみられる男性が亡くなり、高齢化する遺族との交流も難しくなる中、2日には役員らが浜坂中学校(同県新温泉町浜坂)で授業を行い、1年生86人が静かに聞き入った。(金海隆至)
1945年8月14日昼ごろ、香住沖約6キロで、貨物船を護衛するため合流して朝鮮半島の元山(ウォンサン)港へ向かう予定だった海防艦2隻が、米軍の新型潜水艦の魚雷攻撃で沈没した。太平洋戦争最後の海戦とされ、乗組員計411人のうち56人が犠牲となった。海に投げ出された生存者の多くは、漁船で向かった漁師たちに救助され、地元の住民の手当てを受けたという。
戦争の記憶と教訓を伝えようと、香住JCは2013年から、平和学習の一環として町内外の小中高校で授業を開始。今年は7月上旬に香住小(同県香美町)で実施し、今月6日には佐津小(同)でも予定している。
昨年に続く2回目となった浜坂中では、メンバーの島崎貢さん(37)が講師を務めた。「校舎ほどの大きさの海防艦(全長約67メートル)が、今も香住の海に沈んでいることを知って」と地元でも埋もれがちな史実を紹介。出征した若者に代わり年配の漁師たちが命の危険を顧みずに救出へ向かい、住民が食糧や医療物資の不足に直面しながら大勢の乗組員を看病したと話し、「皆さんも目の前で困っている人がいたらどうしますか」と投げ掛けた。
生徒(13)は「漁師や救護した人たちの優しさが感じられた。人が傷つけ合う戦争の恐ろしさや過ちを少し理解できた」と話した。
同JCは、香住沖を望む岡見公園(香美町香住区一日市)に建立した戦没者慰霊碑の前で1977年から毎年8月に慰霊祭を営んできたが、昨年と今年は新型コロナウイルスの影響で、役員のみが出席して執り行った。
清水勇作理事長(38)は今後に向け「平和を祈念するためにも、慰霊事業は在り方を考えながら恒久的に続けていく」と語った。

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