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西村銀三候補(72)=無現
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西村銀三候補(72)=無現

 31日に投開票される新温泉町長選は現職と新人の一騎打ちとなった。立候補した西村銀三候補の主張と横顔を紹介する。(末吉佳希)

■認定こども園の再建急ぐ

 1期目を「あっという間だった」と振り返る。

 前回公約に掲げた、温泉を活用したまちづくり「温泉天国」。温泉総合支所に「おんせん天国室」を新設し、支所機能の充実につなげた。今後、さらなる活性化策の推進を課題とする。

 公立浜坂病院の経営改善も大きな成果だ。人脈や関係者の知識を頼って、あり方検討委員会を開き、「改善への道筋をつけられた」と強調した。

 ただ任期後半の2年間は、新型コロナウイルスの感染拡大で思うように施策を展開できなかった。その思いから、事業の継続性を強調。「新温泉町という名にふさわしいまちづくりを進めたい」と、再選を目指す。

 一方、4年間で決着を付けられなかったのが、浜坂認定こども園の再建だ。意見が割れている二つの候補地のうち、町民の多くが望む現在地周辺で「機能性などを意識し、スピード解決を目指す」と語る。

 長年続く人口減少。歯止めをかけるために、「子育て環境や教育の充実が欠かせない」とする一方で、西隣の鳥取方面へつながる山陰近畿自動車道「浜坂道路2期」の完成を想定し、「雇用は鳥取、住居は新温泉という考え方もある」と、移住定住策の推進にも考えを巡らせる。

 町議を約20年務め、約6年前には肝臓を手術したが、定期検査では問題なし。むしろ快調さが増しているという。

 挑戦の時、迷った時に自らを鼓舞する言葉が「勇気凜々(りんりん)」。子どもは独立し、妻と2人暮らし。ラジオが好きで早朝から深夜まで、最新の情報収集を欠かさない。

【特集ページ】新温泉町長選

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