■地域に根下ろし政策を
-再挑戦を決めた動機は。
「前回は希望の党から出たが、(当時の)小池百合子代表の(候補者の)排除発言で、納得いかないまま選挙戦に入り、落選した。それが大きな後悔。中途半端なままやめたくないとの思いが募り、活動を再開した」
-何を訴える。
「人口減少や耕作放棄地を何とかしたい。これまでの政治は大都市中心で経済優先だった。それを転換し、暮らしを助ける必要がある。安倍(晋三氏)、菅(義偉氏)と続いた政権は民主主義を揺るがした。しっかりした政治を取り戻したい」
-コロナ対策について。
「政府は多くの知見や情報を吸収して判断すべきだった。ゼロコロナは不可能で、経済も回す必要はあるが、感染しても治療を受けられる環境づくりが大切。それをしないまま規制を緩めるのはリスクが大きい」
-選挙区の現状をどう見る。
「兵庫県は日本の縮図といわれる。中でも兵庫5区は、但馬の限界集落から三田や川西のニュータウンまであり、兵庫の縮図でもある。選挙区をくまなく歩くことで日本の課題が分かってきた。国政の雲の上の話ではなく、あくまでも各地域に根を下ろした政策を訴えていきたい」(川村岳也)
【特集ページ】衆院選2021