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即興でタップダンスを披露するワークショップの参加者ら=豊岡市日高町祢布
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即興でタップダンスを披露するワークショップの参加者ら=豊岡市日高町祢布

 「豊岡演劇祭2022」で、障害のある若者らでつくるNPO法人・あしおとでつながろうプロジェクトの「トゥ ノウ あなたが何かを知るために」のプログラムが17、18の両日、日高文化体育館(兵庫県豊岡市日高町祢布)であった。参加者は即興でタップダンスを踊り、映像を見て体で表現するワークショップなどを楽しんだ。

 同法人は神奈川県を中心に活動。アート体験を重ねてきた知的障害などがある若者たちが先導する形で、参加者とともに即興の演劇作品を手がけてきた。

 豊岡演劇祭では17日のワークショップの後、18日に出演者と参加者で即興演劇の作品を上演した。

 初日のワークショップでは、参加した豊岡市の女児が同法人の演者とタップダンスの基本に挑戦。それぞれ音の響きが異なる無垢(むく)材のタップ板の上で、相手の動作をまねしたり、リズムやスピードを変えたりして音の変化を楽しんだ。

 黄や白の模様が動く映像に合わせて、演者でピアニストのジミーさんが即興で演奏。模様や動きが何を意味しているのかを参加者が即興で体で表現し、相手に伝えていった。水が滴り落ちる音を、手を広げたりしゃがんだりして表現した。

 演者のあべっちさん(30)は「映像を見て考えて、頭に浮かんだものをそのまま体を動かして、相手に伝えた」と笑みを浮かべた。同法人のメンバーは9月末に出石特別支援学校(豊岡市出石町)でワークショップを開く予定。(丸山桃奈)

【特集ページ】豊岡演劇祭

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