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「蛸みこし」「みみをすます」の演者や参加者、観衆が一つになったコラボレーション=豊岡市竹野町竹野
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「蛸みこし」「みみをすます」の演者や参加者、観衆が一つになったコラボレーション=豊岡市竹野町竹野

 「豊岡演劇祭2022」で、異なる演目の演者らが期せずしてコラボレーションする場面があった。兵庫県豊岡市竹野町竹野の但馬漁業協同組合竹野支所で22日、舞踏家の岩下徹さんらによる公式プログラムの会場に、近くでワークショップ「蛸みこし」を開いていた芸術探検家の野口竜平さんと参加者らが合流。その場で、総勢100人以上が蛸みこしに参加し、盛り上がった。

 野口さんは「フリンジプログラム」に参加。竹ひごをタコのような形に組んで宙に持ち上げるワークショップを、20日から竹野浜海水浴場で重ねてきた。岩下さんとミュージシャンの梅津和時さんは15日、公式プログラムの「みみをすます(谷川俊太郎同名詩より)」を、出石永楽館(同市出石町柳)や但東町などで公演した。

 22日は、双方が同海水浴場と但馬漁協竹野支所でそれぞれのプログラムを実施した。野口さんはワークショップの終盤で参加者とともに蛸みこしを担ぎ、セッション「みみをすます」の会場に向かった。

 その場にいた観客は「何かがやってくる」と、蛸みこしに視線がくぎ付け。梅津さんもその姿に気づき、演奏しながら手招きした。岩下さんやほかの観客らも蛸みこしを持ち上げる輪に加わり、会場のムードは最高潮に達した。

 一連のコラボを見守った竹野浜自治会の與田政則会長は「一番良かった。最高だった」と満面の笑みだった。(丸山桃奈)

【特集ページ】豊岡演劇祭

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