江戸中期から明治後期にかけ、大阪・瀬戸内から東北・北海道まで日本海回りで往復し、塩、砂糖、米、紙、魚肥、材木、木綿などあらゆるものを運んで売った「北前船」。幕末から半世紀にわたって廻船業を営んだ香美町香住区安木の宮下家は、但馬地域の有力な北前船主の一つだったとされ、船道具や帳簿が数多く残る。5代目の仙之助さん(68)は寄港地の史料から足跡をたどり、北前船の歴史や魅力を伝えている。(長谷部崇)
江戸中期から明治後期にかけ、大阪・瀬戸内から東北・北海道まで日本海回りで往復し、塩、砂糖、米、紙、魚肥、材木、木綿などあらゆるものを運んで売った「北前船」。幕末から半世紀にわたって廻船業を営んだ香美町香住区安木の宮下家は、但馬地域の有力な北前船主の一つだったとされ、船道具や帳簿が数多く残る。5代目の仙之助さん(68)は寄港地の史料から足跡をたどり、北前船の歴史や魅力を伝えている。(長谷部崇)