「奥州安達原 袖萩祭文」で主人公を演じた片岡愛之助さん(中央)=出石永楽館
「奥州安達原 袖萩祭文」で主人公を演じた片岡愛之助さん(中央)=出石永楽館

 歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが座頭を務める「第14回永楽館歌舞伎」が4日、出石永楽館(豊岡市出石町柳)で開幕した。今回は、関西で44年ぶりとなる義太夫狂言の大作「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら) 袖萩祭文(そではぎさいもん)」や昭和生まれの舞踊劇など3本立て。演者と観客が近い芝居小屋ならではの良さを生かし、約360人の観客たちを沸かせた。(丸山桃奈)