医師不足が深刻なへき地で安定的に医療を提供する方法を探ろうと、養父市で移動診療車(医療MaaS=マース)を使ったオンライン診療の実証実験が始まった。大屋町内で11月~来年1月に計3回実施を予定。第1回の診療が11月27日にあり、同町明延の住民らが診察を受けた。(吉田みなみ)
県の「へき地診療所等オンライン診療実証モデル事業」の一環。事前に決めた診察日に合わせ、移動診療車が患者宅や公民館などに向かい、同市国民健康保険大屋診療所の医師がオンラインで診察する。現地では同診療所の看護師が同席し、患者に付き添う。