香美町村岡区寺河内の日後俊雄さんは、100歳で歯が24本ある。72歳の時から年2~3回、同区福岡の兎塚歯科診療所に通い、入念にケアしてきた。同診療所所長の中田和明さん(68)は、30年余り前から80歳になっても20本以上自分の歯を保つ「8020運動」を推進している。「100歳でこんなに歯がある人は初めて。元気なお年寄りの手本で、歯科医療の希望」と喜ぶ。(伊藤颯真)
「先生や衛生士さんが早め早めに治療してくださって、せんべいでも何でも食べられます」。日後さんが笑うと、規則正しく並んだ自前の歯が目を引く。
定期健診に通うようになったきっかけは、72歳の区民を対象とした歯科検診と健康教室を兼ねた「72歳塾」だった。
企画した中田さんから歯科予防の大切さを教わり、意識が芽生えた。「歯の裏に石が付いとるなんて思いもしませんでした」。成人の永久歯は、親知らずを除いて28本。日後さんは、27本残っていた。























