三宝ダムトンネルで新商品の貯蔵酒を手にする(左から)西山周三社長、山名洋一朗社長、荻野弘之専務=丹波市春日町上三井庄
三宝ダムトンネルで新商品の貯蔵酒を手にする(左から)西山周三社長、山名洋一朗社長、荻野弘之専務=丹波市春日町上三井庄

 丹波市内の酒造会社「西山酒造場」「山名酒造」「鴨庄酒造」の3社が、三宝ダム(丹波市春日町上三井庄)の管理トンネル内で約半年間貯蔵、熟成させた日本酒を10月7日から販売する。丹波の山々に囲まれたトンネルが育んだ味わいを数量限定で楽しめる。

 同ダムを管理する県の提案で始まり3年目。通年15度に保たれるトンネルでゆっくり熟成し、まろやかで飲みやすい酒になるという。いずれも酒米「Hyogo Sake 85」で仕込んだ日本酒で、瓶2010本を4月12日に蔵入れし、9月から順次蔵出しした。