阪神・淡路大震災が起きた29年前、近兼拓史(ちかかねたくし)さん(61)=「ヱビスシネマ」(丹波市)支配人=は被災者であると同時に雑誌のライターだった。「とんでもない場所に出くわしたと思った。とにかく記録に残さないといけないと」。地震と火災で変わり果てた神戸市長田区で、何度もカメラのシャッターを切った。
阪神・淡路大震災が起きた29年前、近兼拓史(ちかかねたくし)さん(61)=「ヱビスシネマ」(丹波市)支配人=は被災者であると同時に雑誌のライターだった。「とんでもない場所に出くわしたと思った。とにかく記録に残さないといけないと」。地震と火災で変わり果てた神戸市長田区で、何度もカメラのシャッターを切った。