東日本大震災の被災地支援をきっかけに丹波市民らで結成された「災害支援ボランティアネット丹(まごころ)」が、23日の総会をもって解散する。災害に遭った全国各地へ支援に赴いていたが、新型コロナウイルス禍で活動は休止に。メンバーの高齢化や減少もあって再開が難しいと判断した。結成時から活動する現代表の下田新二郎さんにグループの歩みと東北への思いを聞いた。(秋山亮太)
「丹」は被災直後の宮城県でボランティア活動を通じて出会った打田諭志元代表ら有志4人が中心となり、2012年4月に発足した。東北では16年までの5年間で同県七ケ浜町と南三陸町、福島県南相馬市をそれぞれ6度訪問。農作業支援や帰還予定者宅の清掃、住民との交流を続けた。