外来のハチを見つけた竹の熊手。柄には穴があった=丹波篠山市河原町
外来のハチを見つけた竹の熊手。柄には穴があった=丹波篠山市河原町

 中国南部や台湾に分布する外来種のハチ「タイワンタケクマバチ」が丹波篠山市で見つかった。枯れた竹に巣をつくる習性を持つハチで、父親が刺されたのをきっかけに地元の児童が家にある竹製熊手にいるのに気付いた。3年前にも同じハチの死骸を発見しており、専門家によれば「毎年発生が確認されている地域もあり、国内で定着・分布拡大しているものと考えられる」という。(秋山亮太)

専門家「侵入と定着、両方の可能性」

 ミツバチ科で、中国南部からインド、台湾などに自然分布する体長2センチほどのハチ。体全体が黒いのが特徴で枯れた竹に営巣する。