明治時代、身寄りがない子どもの養育施設を大阪市中央区と故郷の丹波市に造り、児童福祉の先駆者とたたえられている大野唯四郎が、所有する水田を売却した際に残した証書が同市市島町竹田地区の民家から見つかった。唯四郎は多くの私財を投じて両施設の開設や運営を担ったとされるが、実際に所有地を売却したことを裏付ける資料が見つかったのは初めてとみられる。(井原尚基)
明治時代、身寄りがない子どもの養育施設を大阪市中央区と故郷の丹波市に造り、児童福祉の先駆者とたたえられている大野唯四郎が、所有する水田を売却した際に残した証書が同市市島町竹田地区の民家から見つかった。唯四郎は多くの私財を投じて両施設の開設や運営を担ったとされるが、実際に所有地を売却したことを裏付ける資料が見つかったのは初めてとみられる。(井原尚基)