JR北海道は22日、道内で20~21日に大雨が降った影響で、根室線で線路の土台となる石や土砂が流失するなどの被害が多数確認されたと発表した。復旧のめどは立っておらず、当面、札幌-釧路間の特急「おおぞら」の大半と、一部区間の普通列車を運休する。23日以降、帯広-釧路間でバスによる代行輸送を実施するとしている。
同社によると、池田-釧路間の9カ所で、土台の道床・路盤の流失や、川の増水に伴う橋への流木堆積などが確認された。400メートル超にわたって流失が集中した箇所もあり、同社は被害の把握と復旧作業を進める。
網走-釧路間の釧網線でも倒木が複数確認され、22日始発から一時運転を見合わせた。