自民党総裁選に立候補した小林鷹之元経済安全保障担当相は25日、石破茂首相が発表方針を明言した先の大戦を巡る戦後80年見解に関し、東京都内で記者団に「必要性は乏しいのではないかと感じる」と述べ、不要との認識を重ねて示した。理由について「戦後70年談話で、日本政府のメッセージはしっかり打ち出した」と説明した。
総裁選候補者の林芳正官房長官は記者会見で「この会見は官房長官の立場で臨んでいる。コメントは差し控える」と述べるにとどめた。
首相は24日、訪問先の米ニューヨークで記者会見し「メッセージという言い方で、私なりの考え方を述べたい」と語り、見解を発表する方針を初めて明言した。