27日に開幕する第38回東京国際映画祭のラインアップ発表会が1日、東京都内で開かれた。最高賞を競うコンペティション部門には、坂下雄一郎監督の「金髪」と中川龍太郎監督の「恒星の向こう側」の日本作品を含む計15作品が選ばれた。
「金髪」は岩田剛典さんが中学教師役で主演し、校則への抗議のため金髪にしてきた生徒たちと対峙するコメディー。「恒星の-」は福地桃子さんらが出演し、家族のつながりや葛藤を描く。
コンペ部門の審査委員長は映画評論家カルロ・シャトリアンさんで、俳優で監督の斉藤工さんが審査委員に名を連ねる。開幕上映は登山家の田部井淳子さんの実話に基づく、吉永小百合さん主演作「てっぺんの向こうにあなたがいる」が飾る。