宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、日本版GPS(衛星利用測位システム)を構成する準天頂衛星「みちびき5号機」を、12月7日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。H3ロケット8号機に搭載する。予定時刻は午前11時半から午後0時半の間。
政府は他国の衛星に頼らず高精度な位置情報を安定して提供するため、みちびきを本年度中に従来の4機体制から7機体制にする計画。既に1~4号機と6号機を運用しており、今回が6機目となる。カーナビやスマートフォンの位置情報の誤差を減らすほか、地震や津波など災害情報の配信にも活用する。