内閣府が10日発表した世論調査によると、自分が認知症になった場合、不安を感じることに「家族に負担をかける」と答えた人が74・9%に上った。複数回答で「できていたことができなくなる」は66・2%だった。厚生労働省の担当者は、認知症の人や住民が集う「認知症カフェ」など交流の場を増やし、不安を和らげたいと話した。
調査は8~9月、18歳以上の3千人に郵送で実施。1551人から回答を得て速報値を公表した。
一方、自分が認知症になった際、どのように暮らしたいかを尋ねると「医療・介護のサポートを利用しながら今まで暮らしてきた地域で生活したい」との回答が27・4%だった。