名古屋鉄道は10日、走行中の列車の乗務員室で男性車掌(38)が紙たばこを吸っていたと明らかにした。車掌は社内調査に「プライベートの悩みで集中力が散漫になり、衝動的な行動に至った」と説明。同社は処分を検討している。
名鉄によると、車掌は9日午前7時45分ごろ、中部国際空港発金山行きの普通列車(4両編成)の乗務員室で、紙たばこ1本を吸った。目撃した乗客が同社にメールを送り発覚。「7~8年前にも回送列車で喫煙したことがある」と話しているという。
車内には乗客が15人ほどいた。名鉄は「不安や不信感を抱かせてしまい深くおわび申し上げる。再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。