平和を願い長さ160メートル、重さ35トンの世界最大級の大綱を引き合う沖縄県の伝統行事「那覇大綱挽」が12日、那覇市中心部で行われた。琉球王国時代の1450年ごろに始まったとされ、1997年に当時の世界一の大綱としてギネスブックに認定。国内外から集まった多くの引き手や見物客が会場の国道58号を埋め尽くし、街は熱気に包まれた。
強い日差しの下、オフィス街にある交差点で、長さ80メートルの綱2本を結び付け、東西に分かれて勝負開始。「ハーイヤ」のかけ声に合わせ一斉に綱を引いた。10分超の熱戦の末、東チームが勝利すると、大きな歓声が湧き起こった。