石川県などは17日、輪島塗の制作や販売に携わる事業者向けに、海外展開に関する講演会を輪島市で開いた。若手の人材育成や能登半島地震からの復興に役立ててもらう。日本の伝統工芸に詳しいイタリア・ミラノ大のロッセッラ・メネガッツォ准教授が講師としてオンライン参加し「外国人が輪島塗の作品の背景に直接触れ、価値を知るための機会をつくることが重要だ」と話した。
メネガッツォ氏は、13日閉幕した大阪・関西万博のイタリア館の文化、教育に関する展示を監修。人形浄瑠璃や藍染めとコラボしたイタリア館でのイベントや、日本文化に影響を受けた食器、インテリアを講演で紹介した。