宮城県庁=仙台市青葉区
 宮城県庁=仙台市青葉区

 26日投開票の宮城県知事選に立候補した現職、新人の無所属5候補は終盤の追い込みに入った。6選を目指す村井嘉浩氏と自民党元参院議員の新人和田政宗氏が競り、元立憲民主党県議の新人遊佐美由紀氏が追う展開。和田氏は参政党と連携し村井氏と保守分裂の様相を呈しており、最終盤までもつれる可能性がある。

 村井氏は5期20年の実績や半導体関連企業の誘致を訴える。自民、公明両党の県議や、自民の小野寺五典前政調会長(衆院宮城5区)らが支援。多選批判をはね返せるかどうかが問われる。

 和田氏は7月の参院選に落選して転身した。県水道事業の一部運営に民間委託の外資系企業が関わっているとして見直しを主張。同調する参政の神谷宗幣代表が応援に入り、票田の仙台市を中心に支持を広げている。

 遊佐氏は子育て、教育、介護を充実させると強調する。立民県議や共産党県委員会が自主的に支援している。

 新人の伊藤修人氏と金山屯氏は伸び悩む。