26日に投開票される神戸市長選。人口減少が続く同市が、将来の都市像を模索する中で注目する指標がある。地域内の「生産」と「所得」のバランスの良さを計る「地域経済循環率」。同市はおおむね100%で推移し「自立した経済圏を保てている」と捉える。ただ生産年齢人口(15~64歳)は減り続け、経済圏を維持できるかは将来的な課題となっている。
人口動態や産業構造などさまざまなビッグデータを可視化できる政府の「地域経済分析システム(RESAS)」で、都道府県や市町ごとに数値が算出できる。地域経済循環率は、域内で集まった全所得額に対する総生産額の割合で示される。