20日、兵庫県西宮市の自営業の男性(76)が「電子マネーカード約366万円分をだまし取られた」と県警西宮署に届けた。同署は詐欺容疑で調べている。
同署によると8月26日、男性の携帯電話に「資産家が残した遺産分配金が社会福祉に貢献する人に当たった」などとうそのメッセージが届き、何者かとLINE(ライン)でのやりとりが始まったという。
6億~8億円の遺産分配金の受け取りに費用が必要とされ、市内外のコンビニで10回以上にわたって電子マネーカードを買い、コード番号を相手に伝え、計約366万円分をだまし取られたという。
男性は、貯金が底をついたため妻に相談し、詐欺に気付いたという。