静岡県伊東市の田久保真紀市長
 静岡県伊東市の田久保真紀市長

 静岡県伊東市は23日までに、市ホームページの田久保真紀市長のプロフィルを更新し、最終学歴を「静岡県立伊東城ケ崎高等学校普通科卒業」と掲載した。田久保氏が自身の学歴詐称疑惑を受けて新設を発表し、1日に施行された市長職の経歴に関する要領に基づいた対応で、更新は20日付。

 要領では、市長就任日から原則21日以内に、最終学歴の学歴証明書や職歴証明書などを担当課に提出すると定めている。施行段階で既に市長在任中の田久保氏は、今月21日までに提出を求められていた。市広報誌などで「東洋大卒」と自身のプロフィルを紹介したが、実際には除籍となっていた。

 田久保氏は不信任決議可決に対抗する形で、市議会を解散。19日投開票の市議選(定数20)では、再度の決議案に賛成意向の19人が当選した。31日招集の臨時議会で決議案が再可決される見通しで、田久保氏の失職は不可避の情勢となっている。