【ワシントン共同】ベセント米財務長官は日本時間29日、Xに投稿し「日本政府が日銀に政策余地を与える意欲を示すことがインフレ期待を安定させ、為替レートの過度な変動を回避する鍵となるだろう」と述べた。日銀の利上げ姿勢に日本政府が影響を及ぼすことをけん制する狙いとみられる。
ベセント氏は27日に会談した片山さつき財務相について、大規模な金融緩和などを軸とする「アベノミクス」が「経済成長とインフレ懸念のバランスを取る政策に移行した経緯を深く理解していることを心強く感じる」とも語った。
木原稔官房長官は29日の記者会見で「金融政策の具体的な手法は、日銀に委ねられるべきだ」との見解を示した。

























