JR宇都宮駅の東口から東方面を結んでいる次世代型路面電車(LRT)「ライトライン」を巡り、宇都宮市と運行会社「宇都宮ライトレール」などは29日、駅西側へ延伸する実施計画を国土交通省に申請した。延伸区間の開業時期を2036年3月とし、概算工事費は税抜きで698億円を見込む。

 LRTは、駅東口と栃木県芳賀町まで14・6キロを結び23年8月に開業した。西側延伸計画では、JR在来線の線路を高架でまたぎ、県庁や東武宇都宮駅付近を通る約4・9キロを新設する。

 概算工事費の698億円は、半分を補助金で賄う。東西合わせた平日1日当たりの利用者数は約3万1500人、休日は約2万2500人と算定した。