米マイクロソフトのロゴ(AP=共同)
 米マイクロソフトのロゴ(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米マイクロソフト(MS)は29日、クラウドサービス「アジュール」で一時障害が発生したと明らかにした。業務用ソフト「マイクロソフト365」などが使えず、航空会社など複数の企業の業務に影響が出た。短時間でおおむね復旧し、原因については「不注意な設定変更」と説明している。

 米アマゾン・コムのクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」でも大規模な障害が発生したばかりで、サービスの信頼性の確保が課題となりそうだ。

 MSによると、障害は米東部時間29日正午ごろ発生した。利用者がクラウドに接続するための中継機能で不具合が生じたとみられる。

 米メディアによると、今回の障害で、米アラスカ航空など複数の企業で業務に支障が出た。ネットに寄せられた障害報告は、ピーク時に1万8千件を超えたという。