1985年の日航ジャンボ機墜落事故から40年となり、墜落現場「御巣鷹の尾根」がある群馬県上野村は8日、安全文化をつなぐシンポジウムを開催した。ノンフィクション作家の柳田邦男さん(89)は基調講演で、尾根を保全する重要性を訴えて「事故のもたらす悲しみや苦しみをどう償うのか発信し続ける大切な場所だ」と述べた。
村は事故から40年の節目にシンポジウムを初めて企画し、村立上野小を会場に、公共交通機関で働く関係者ら約150人が参加した。黒沢八郎村長は、村が尾根を守ってきたとし「安全を願う活動が社会に変化をもたらした」とあいさつした。
























