【ジュネーブ共同】若手音楽家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールのビオラ部門の最終選考が12日、スイス西部ジュネーブであり、谷口朱佳さん(23)=東京都出身=を含む3人が臨んだ。選考結果は12日夜に判明する見込み。谷口さんは東京芸術大などで学び、現在はドイツ・フランクフルト在住。

 ジュネーブ国際音楽コンクールは1939年に創設された。才能ある若手音楽家を発掘、支援することを主眼に置き、開催部門は毎年異なる。

 2023年には弦楽四重奏部門で、バイオリンの加藤ミュラー香耶さんが所属する「ノボ・カルテット」が優勝。21年にはチェロ部門で上野通明さんが優勝するなど、日本勢の活躍が目立っている。