第67次南極観測隊を乗せる予定の観測船「しらせ」が19日、母港の海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)を出港した。観測隊員らは12月上旬にオーストラリア西部の港でしらせに乗船し、昭和基地に向かう。
第67次観測隊の編成は隊長の北海道大低温科学研究所の青木茂教授(59)ら観測隊員や同行者計113人。来年1月上旬に昭和基地に到着し、同4月に帰国する見通し。
出港行事には約500人が出席。しらせに乗り組む海自隊員に向け、斎藤聡海上幕僚長は「環境変動は地球規模の問題であり、南極観測活動は世界中から注目されている。観測隊と一致団結し、任務の完遂を期待する」と述べた。船が出る際には、家族や関係者が手や旗を振り見送った。
























