【ベルリン共同】ドイツのメルツ首相は1日、ポーランドとの防衛協力を定めた協定を2026年に締結する方針を示した。ベルリンを訪問したポーランドのトゥスク首相との共同記者会見で述べた。ウクライナ侵攻を続け、東欧で領空侵犯などの挑発行為を繰り返すロシアに対する抑止力強化が狙いだ。

 メルツ氏は「閣僚に対し、防衛協力に関する協定の準備を進めるよう指示した」と話した。26年は、冷戦崩壊後の両国関係の基盤となってきた1991年の善隣友好協力条約調印から35年となり「記念すべき年に(防衛協力の)協定を締結したい」と強調した。