校内放送でノーベル賞について学ぶ児童たち=11日午前、大阪府寝屋川市
 校内放送でノーベル賞について学ぶ児童たち=11日午前、大阪府寝屋川市

 京都大特別教授の北川進さん(74)へのノーベル化学賞授与を受け、地元の大阪府寝屋川市は11日、市役所に受賞を祝う垂れ幕を設置し、市内の全小中学校で北川さんの功績を紹介した。各学校の校長が校内放送を使い賞の意義を説明、一部の学校で特別授業を実施した。

 市立国松緑丘小では、6年生25人が北川さんの研究を学んだ。スポンジや金属を使って金属有機構造体(MOF)を説明、古田碧彩さん(12)は「北川さんの受賞で化学に興味を持つようになった。自分が住む市から受賞者が出て誇りに思う」とうれしそうに話した。

 市は同日までに、北川さんを名誉市民とすることを決めた。名誉市民の選出は初。