文化庁は12日、日本の小説や雑誌を世界市場に売り込む戦略を議論する協議会の初会合を開いた。出版社、書店関係者や作家の林真理子さん、桐野夏生さんらが参加。若手作家が海外進出できる環境づくりや翻訳家の育成、出版社の垣根を越えたプロモーションなどが検討課題として挙がったという。
都倉俊一文化庁長官は冒頭で、翻訳された日本の小説が海外で高く評価されており、文芸作品は日本のコンテンツ産業の一つと強調。「素晴らしい宝を世界へ発信するスタートにしたい」とあいさつした。
会合は非公開で実施。今後は作業部会を設け、専門的な議論を進める。海外展開に向けた支援策などを検討していく。
























