国民民主党の玉木雄一郎代表は23日、共同通信加盟社編集局長会議で講演し、自民党と日本維新の会の連立政権に入る可能性に関し「政策実現の度合いなどを見定めながら、どこまで突っ込んでいくのか決めざるを得ない。模索している最中だ」と明らかにした。同時に「ネックになるのは選挙制度だ。今の制度だと1人区なのでぶつかる」と述べ、各党が衆院小選挙区で競う現行制度が難点だとの認識を示した。
衆院の選挙制度改革について「多党制を前提にした制度に変えた方が良い」と語り、選挙区の定数を複数にして有権者が複数の候補に投票する「中選挙区連記制」が望ましいと主張。与野党協議会で来春に成案を得るため、議論を加速したいとの考えを示した。
与党内の選挙区調整に触れ「わが党以前に、まず自民と維新がどうするのかだ」とも指摘した。
政治状況に関し「二大政党制を目指した30年間が区切りを迎えた。二度と衆参両院で単独過半数を得る政党は出ないと思う」と分析。「基本的に連立政権になる。穏健な多党制に移行する」と予測した。
























