原子力規制委員会の山中伸介委員長は24日の定例記者会見で、北陸電力志賀原発(石川県)の敷地に活断層が通っている可能性があると国土地理院が指摘したことを受け、審査会合で改めて活断層の有無を確認する考えを示した。規制委は2023年3月、再稼働の前提となる審査で「敷地に活断層はない」とする北陸電の主張を妥当だと判断していた。

 会見で山中氏は「今のところ敷地内では活動性のある断層は見つかっていない」と強調。その上で「(規制委が)総合的に判断した情報が正しいかどうか確認したい」と述べた。