カザフスタンの国民投票で、最大都市アルマトイで行われた開票作業=15日(ロイター=共同)
 カザフスタンの国民投票で、最大都市アルマトイで行われた開票作業=15日(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】中央アジア・カザフスタンで15日、憲法改正による新憲法案の是非を問う国民投票が行われ、地元メディアは出口調査の結果として85%以上が賛成したと報じた。現行憲法で二院制の議会を一院制とすることや、副大統領職の復活、国の最高諮問機関である国民評議会の設置が柱。2029年に任期が切れるトカエフ大統領が、自ら主導する大幅改正で権力基盤を強化する目的とみられる。

 近く暫定結果が発表される見通し。現行憲法は1991年の独立で初代大統領となったナザルバエフ前大統領の政権下で95年に採択され、部分改正を繰り返してきた。約30年にわたり君臨したナザルバエフ氏は2019年に大統領を退任。後継となったトカエフ氏は前政権の要人を一掃し「脱ナザルバエフ」の政権運営を着々と進めている。

 新たな憲法案は序文から変更が加えられた。任期5年の議員145人で構成される一院制議会の創設や、大統領が職務停止となった場合に後継者となる副大統領職に加え、法案提出権を持ち大統領がメンバーを任命する国民評議会の新設を盛り込んだ。